曲がだいたい弾けるようにはなってきたけれど、まだ弾くのに精一杯で、表情がつけられていない。
でも、どうやって表情をつけていったらいいの? と思ったことはありませんか?
先生は、実際、どのように表現の指導をされていますか?
私は、東京芸大とドイツの音楽大学の作曲科を卒業後、現代音楽の分野の作曲家として活動してきましたが、高齢での結婚と出産を機に、子育てを優先する生活にシフトしました。(自己紹介はこちら)
今はドイツで独日バイリンガルで小学生を育てていますが、どうしたら、子供のモチベーションを高められるか、いつも工夫を重ねています。
そして、作曲家としてのスキルと母親目線の両方から、小学生に一番演奏されているブルグミュラーを楽しみながら表現力豊かに演奏できるようになるメソッドを確立。
その「ブルグミュラー表現指導法講座」には、2024年9月の時点で今までに、日本、ドイツ、ブラジルの50教室以上の先生にご参加いただいています。
(ブルグミュラー表現指導法講座受講風景↑)
そこでお伝えしている、いかに生徒に自発的な表現力を身につけさせるのか?ということの一部を3回に分けてお送りします。
Step1 作曲家や曲のタイトルから興味をもたせる
まず、作曲家や曲のタイトルから興味を持たせて、子供なら本来誰で持っている、知的好奇心をくすぐるのです。
あなたの子供時代を思い出してみてください。
私もそうでしたが、ブルグミュラーを全曲は弾いたものの、それぞれの曲のタイトルの意味や、文化的背景なんて、考えもしませんでしたし、教えてくれる人もいませんでしたよね?
例えばこれ。
(「タランテラ」は、毒蜘蛛のタランチュラから↑)
もし、教えてくれる人がいたとしたら、かなり運が良かったといえるのではないでしょうか。
(↑アヴェマリアがどういう人か、日本の小学生にはわかりませんよね。)
今自分が弾いている曲が、どんな人が書いたのか、このタイトルがどういう意味かも知らずに、ただひたすら正しい音を適切なテンポですらすらとひけるように練習してきたのです。
もちろん、それまでに弾けなかった曲が弾けるようになれば嬉しいのですが、弾けるようになるまでの繰り返しの練習は、子供にとって忍耐のいるものです。
どころが、その弾けるようになるまでの間も楽しみながら取り組めるメソッドがあるのです。
それが、この先のStep2ですが、次回のブログに続きます。(全3回)
〜お知らせ〜
9月30日, 10月2日, 4日(2024年)と1日おきの3日間、オンラインでこの5ヶ月講座の一部をお見せする無料講座をします。
詳細は、以下のボタンをタップしてご覧の上、無料登録してくださいね。
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